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2013年2月

2013年2月24日 (日)

Salome-Meca 2013.1 インストール

前回更新からかなり期間が空いてしまいました。
ずっと続けてきたテーマについての問題点が解決できず、行き詰まっています。
これが解決しない限り、私のSalome-Mecaの活用は先に進めないので困っています。

さて、そうしているうちにも、Salome-Mecaの新バージョンである「2013.1」がリリースされました。

http://www.code-aster.org/V2/spip.php?article672

構成は

・SALOME 6.6.0
・Code_Aster stable (version STA 10.8)
・Code_Aster testing (version STA 11.3)

で、64bitのみです。

早速インストールしてみました。

【利用環境】

 仮想PC上の「debian6 」(以前から、Salome-Meca2012.2が正常動作している環境)。
このdebian6に、Salome-Meca2013.1をインストールしました。

【ダウンロード】

Code_Asterの公式サイト・ダウンロードページ

http://www.code-aster.org/V2/spip.php?article303

から、Salome-Meca 2013.1をダウンロードしました。

(ダウンロードファイル名は「SALOME-MECA-2013.1-LGPL.tgz」なのですが、WindowsのIE8でダウンロードすると、拡張子が何故か「tar」に変わっていました。よく分かりませんが、そのまま進めました。)

 上記のdebian6環境に、一般ユーザー「cae」でログインし、ホームディレクトリ(/home/cae)にこのファイルを置きました。

【インストール】

 これまでSalome-Mecaは/optの下に管理者権限でインストールする形式でしたが、今回からはインストーラーを用いて、デフォルトで一般ユーザーのホームディレクトリに入れる形式に変わっています(もちろん、任意のディレクトリを指定できるようになっています)。
 公式ページのニュースリリースにインストール方法が書かれています。

http://www.code-aster.org/V2/spip.php?article672

しかし、どうもファイル名や、ファイル展開後のディレクトリ構成が今回ダウンロードしたものと若干異なるようです。そのため、下記のように行いました。

(1)ダウンロードして、ホームディレクトリに置いたtarファイルを展開
   端末を開いて、自分のホームディレクトリに移動。そこで、下記のように入力しました。

$ tar xvf SALOME-MECA-2013.1-LGPL.tar

(”$”はプロンプトです。)
これで、ホームディレクトリに下記ファイルが出来ました。

SALOME-MECA-2013.1-LGPL.run

(2)インストーラーの実行

   上記ファイルをコマンドラインから指定するだけで良いようです。

$ ./SALOME-MECA-2013.1-LGPL.run

   インストーラーは、インストールの場所と、言語の選択を聞いてきました。
   インストール場所はデフォルトのまま、言語は英語のままにしました。

    Enter the Salome install directory [default=/home/cae/salome] :
Salome is in English, do you want to be in French ? [y/N] : N

この後、色々メッセージが出てきて、最後に下記のメッセージが出て完了のようです。

The SALOME application was successfully created.
To run the application:
$ /home/cae/salome/appli_V6_6_0/runAppli
Patching file /home/cae/salome/SALOME-MECA-2013.1-LGPL/tools/Eficasv1_V6_6_0/generator/generator_python.py

(3)Salome-Mecaの起動

  上記メッセージによると、コマンドラインから

   $ /home/cae/salome/appli_V6_6_0/runAppli

  にて起動するようです。
しかし、appli_V6_6_0フォルダ内には、runAppliの他に、従来の起動スクリプト「runSalomeMeca」も存在するので、どちらか迷いました。結局どちらでも起動するようですが、runSalomeMecaの中から、runAppliを呼び出す形になっているので、とりあえずrunSalomeMecaにて起動しました。下記コマンドで、無事にSalomeが起動しました。

   $ /home/cae/salome/appli_V6_6_0/runSalomeMeca

【実行テスト】

  実行テストは、OpenCAE Users Wikiの、「DEXCS-Salome公開」にある「DEXCS-Salomeの使用法解説」の解説文書「DEXCS-SALOME-1.pdf」を用いました。

この問題で用いるSTEPファイル「sample.step」も同じページにあります。
    

(1)STEPファイル読み込み
解説に沿って進め、「Geometry」にてsample.stepをImportしようとすると、これまでのSalomeと異なり、下記メッセージが出てきました。

Salomemeca2013_101


STEPファイルに埋め込まれている単位(今回はmm)を考慮するかどうか?という事のようです。これを「No」で取り込みました。すると、モデルは50x50x100のサイズで取り込まれました(ここで「Yes」にすると、0.05x0.05x0.1になります)。

Salomemeca2013_102


このSTEPファイルは、おそらくmm単位で、50x50x100で作られていると思います。そのため、単位を考慮して「Yes」にすると、それをわざわざSI単位に直して、0.05x0.05x0.1にしてくれるのではないかと思います。Salome-Meca2012は問答無用でこの「Yes」形式になるので、後で1000倍に拡大するなどの処理が必要でした。

ここを「Yes」か「No」のどちらにするかの判断は、この後のヤング率や圧力の単位を何にするかという事で変わってくるので一概には言えませんが、基本的に私は、長さは[mm]、ヤング率と圧力は[MPa]、力は[N]を用い、CADモデルは[mm]寸法で作成しますので、ここは「No」になるかと思います。

(2)解析の実行

その後の解析実行については、特に変わりありませんでした。Mesh作成でのメッシュサイズは、「Automatic Length」で、Fitnessを0.2にしています。

結果は下図のように、ほぼ解説どおりとなりました。

Post-Proによる変位図
Salomemeca2013_103

Post-ProによるMises応力図
Salomemeca2013_104

また、

・Eficasによるcommファイルの編集
・ASTKによるJOB実行
・ParaVISによるポスト処理

についても動作を確認しました。

ParaVISによる変位図
Salomemeca2013_105

今回の更新では、上述のように、STEPファイル読み込み時に単位を変換するかどうか聞いてくれるところがありがたい所です。

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