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2012年3月31日 (土)

ParaviewによるデータのプロットとCSVファイル出力

前回、日本語例題7.2(塑性-結果の検証)を実施しましたが、データをグラフにプロットして結果を確認するとことが未実施でした。

解説文書「07-20.pdf」では、データをPost-Proで表示させて値を読み取っているようですが、STEP数が多いとそれも大変なので、私は「Paraview(ParaViS)を用いてグラフを表示させる」方法と、「CSVファイルへの出力->WindowsのEXCELででグラフ化する」方法の2通りを試してみました。

Paraviewの使い方、特に今回使用した「選択機能」、「時間に沿ってプロットする」については、下記の日本語解説文書を参考にしました。

サイト
http://paraview.org/Wiki/The_ParaView_Tutorial

ファイル名
http://paraview.org/Wiki/images/0/03/ParaViewTutorial38-jp.pdf

まず、プロット対象となる節点(ポイント)を選択する必要がありますので、その準備として、メニューから「View」-「Windows」-「Selection Inspetor」を表示させました。

それから、変形表示のために表示状態にしていた「Warp by Vector」フィルタを非表示にして、元形状「07-20b.med」の方を表示し、ツールバーのドロップダウンリストで表示の方法を「Points」にしました。

これで節点が選択できる状態になったので、ツールバーのアイコンから「Select Points through」をクリックし、画面に表示されているポイントから、press面とZ軸の交差しているところの節点を囲むようにして選択しました。

0720c1

本来は「Selects Points On Surface」で選択すべきかと思いますが、今回の例では目標の点がどうしても選択できませんでした。これについては、メッシュ作成時点で対象節点にグループ名を付けておけば、Selection Inspectorでその名前にて選択できたかもしれません。

選択した節点番号は、「Selection Inspector」-「Point Label」で「Visible」のチェックを入れ、Label Modeを「MED_POINT_ID」にすると表示されました。

対象の節点が選択できたら、次にグラフの作成です。

メニューから「Filters」-「Data Analysis」-「Plot Selection Over Time」を選択してから、「Object Inspector」-「Properties」タブ上の「Apply」ボタンをクリックすると、Object browserに「PlotSelectionOverTime」が追加され、表示領域にグラフが表示されました。

0720c2

このグラフは初期状態で、横軸が時間、縦軸が選択した節点のパラメータになっていましたので、これをカスタマイズしていきました。

Object Browserで「PlotSelectionOverTime」を選択した状態で、「Object Inspector」-「Display」タブを表示させ、「X Axis Data」に「RESU_DEPL(2)」、Line Seriesの中で「RESU_SIEF_NOEU(2)」のみにチェックが入った状態にしました。

RESU_DEPL(2)は変位(Z成分)、RESU_SIEF_NOEU(2)は応力(Z成分)です。これらのカッコ内の数字は各成分の順になっており、0がX成分、1がY成分、2がZ成分になります。

プロット点は●にしました(Maker Style -> Circle)

0720c3

更に軸見出しやフォントなどを調整しました。これは下図の赤丸の部分(グラフの左上)をクリックすると、「View Settings」画面が立ち上がりますので、そこで行いました。

0720c4

これで「応力-変位グラフ」が完成しました。解説文書(07-20.pdf)の荷重ー変位のグラフと同じになっていると思います(縦軸の符号が逆ですが)。

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完成したグラフをキャプチャするなどしてレポートに貼り付けてもいいのですが、データやグラフを加工するなら慣れたエクセルで行いたいと思いましたので、データのCSV出力も行いました。

これはまず、「PlotSelectionOverTime」のグラフの右上のView分割ボタン(日)を押して、新たに作られたViewで「Spreadsheet View」を選択します。

0720c5

これでスプレッドシートが現れますので、Showingが「PlotSelectionOverTime」になっていることを確認します。また、精度(有効数字)を必要に応じて変えます。それから「File」-「Export」でcsvファイル名を指定して書き出します。

0720c6

これでCSVファイルが出力できました。ファイルの内容はグラフの内容にかかわらず、結果出力されている全ての節点値が書き出されています。これをエクセルに取り込んで編集とグラフ作成を行いました。

下図は、横軸を変位(Z成分)から計算したひずみ(Z成分)として、縦軸を応力(Z成分)としたものです。

0720c7

これはZ方向の応力とひずみですが、解説文書の相当応力-相当ひずみのグラフと近い結果になっています(全く同じではありません)。今回の事例が単軸変形に近い状態であるためと思われます。

今回は以上です。

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