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2012年3月17日 (土)

Paraviewでのアニメーション

Salome-Mecaでの解析結果の可視化には、Paraview(SALOMEのメニューではParaViS)が使えます。

前回実施した日本語例題「07-10」についても後半の結果はParaviewで表示させてみましたが、やはりPost-Proより高機能だし、説明書を見なくても直感的に使える部分が多いです。

とはいえ、細かい部分は説明を見ないと分かりにくい部分もあります。これについては、下記URLに詳しい日本語解説があります。

http://www.paraview.org/Wiki/The_ParaView_Tutorial

(Japanese Translation of the ParaView Tutorial for version 3.8.)というリンクです。

これを読めばほとんど問題なく使えると思いますので、ここでは使用法の説明は省略し、使ってみた例を紹介します。

前回の日本語例題(塑性変形-負荷を変化)の結果について、変形前形状をメッシュのワイヤーフレームで、変形後の形状をサーフェース&Mises応力のコンターで表示し、それらを半分のカット図にしてみました。

0710b1

Paraviewの表示は、元の状態に色々なフィルターを多段接続してカスタマイズしていけますが、これは元の形状に「Warp By Vector」を接続して変形とMises応力のコンター表示をさせ、更に「Clip」フィルターでカットしています。そして表示させるのは「Clip」の方であり、元の形状は非表示にしています。

それから元の形状にもう一つ「Clip」フィルターを繋ぎ、変形前のワイヤーフレームも半分にカットしました。これらフィルターの接続状況は画面左のブラウザーで確認できます。

細かいことを言えば、ワイヤーフレームの色をデフォルトの白から黒に変えたり、カット面を非表示にするなどの変更もしています。

アニメーション表示も簡単で、単に画面上部のアニメーション制御のボタン類を押すだけで表示できます。ここで私が感心したのは、アニメーションの表示モードの「Real Time」です。これは、「View」-「Windows」-「Animation View」で画面下がアニメーション制御画面になり、そこで選択できます。

0710b2

通常パラパラ漫画形式のアニメーションでは、コマ間隔が等間隔になりますので、「07-10」のように、時間軸方向にコマが不均等に並んでいる場合、細かい出力間隔の所ほどスロー再生となってしまします。しかし「Real Time」モードでは、時間の進みを一定にしてアニメーションを進行させてくれます。実時間に対する倍数も設定できます(解析時間の1秒を実時間の10秒で再生するなど。今回はそうしてます)。

さて、このアニメーションは動画出力も出来ます。

「File」-「Save animation」で表示される画面にて、出力する動画の設定を行いました。

0710b3

出力時間は10秒、フレームレート15fps、解像度は表示されているまま(874x481)としました。これで「Save Animation」を押すだけです。

ただし、出力されるのは「ogv」形式の動画となります。DEXCS-Salomeでは、OSに「動画プレーヤー」が入っており、これでogv形式動画を見る事が出来ますが、Windows機やWEBに出したい場合は変換する必要があります。

これも都合良く、DEXCS-SalomeのOS(Ubuntu)に「PiTiVi」という動画編集ソフトが有り、これでAVI形式に変換できました。

0710b4

「クリップの取り込み」で作成したogvファイルをライブラリに追加し、それをタイムライン部分にドラッグ&ドロップするだけで、編集はしていません。そのまま「プロジェクト」-「プロジェクトのレンダリング」で、ファイルの出力を行いました。

ここでサイズを640×480とし、フレームレートを15fps、コンテナをAvi muxerとしました。音声は入っていないのですが「無し」という設定が無かったので、そのままです。
(後で気が付きましたが、アスペクト比を全く考慮せずサイズ変更していました。今後はちゃんと計算が必要です)。

これで出力ファイル名をaviの拡張子で設定して、「レンダリング」を押すと、avi形式の動画ファイルが書き出されました。

これはWindows機でもメディアプレーヤーで見る事が出来ます。後は、WMVやMP4に変換したり、WEBにアップロードしたり好きなように出来ますが、ブログに貼り付けるならYouTubeにアップロードするのが簡単そうです。

このように、Paraviewは色々と凝ったことが出来そうですが、凝り出すとどんどんと時間を食っていきそうなので、程々にしておく必要がありそうです。

今回は以上です。

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