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2012年3月 4日 (日)

日本語例題 5.1 線形熱応力(2)

今回もこちらの線形熱応力の例題、「05-10.pdf」です。
DEXCS2011-Salome-A3(64)(SALOME6.3 + Code_Aster STA10.5)の利用です。

前回(05-00.pdf)、Eficasにて解説どおり設定できない項目があったので中断し、新しい方法である今回の例題に移ることにしました。

メッシュを作成するところまでは前回とまったく同じです。

続いてAsterに移動し、Aster Codeの編集をEficasで行いました。内容は解説の通り(下図)です。

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前回と異なる点として、参照温度(20℃)はAFFE_MATERIAUの下にAFFE_VARCを作成し、そこで定義することです。

ここで気を付けないといけないのは、AFFE_MATERIAUをCREA_CHAMPの下に持ってくるということです。AFFE_MATERIAUの下のAFFE_VARCにて、設定温度の関連付けとして「tempS」を用いているのですが、この「tempS」はCREA_CHAMPの名前として定義しているためです。

はじめ私はこの順番がわからず、AFFE_MATERIAUをCREA_CHAMPの上にしてしまい、AFFE_VARCの下のCHAMP_GDの設定でtempSが出てこなくて、しばらく悩みました。

また、CREA_CHAMPは、AFFE_MODELEの下でないといけないようです。基本的に、参照で用いる名前は、その上側で定義する必要があるようですが、このあたりの前後関係の制約については、慣れないうちは迷いそうです。

さて、上記の設定にて計算をすると、問題なく結果が得られました。

05102

上図は片端の拘束をはずした条件の、X方向の変位です。端の変位が0.234mmであり、前回例題の「05-00.pdf」の解説どおり、理論値とほぼ合致しています。

また下図は片端のX方向変位を拘束した条件の、X方向応力ですが、端部で約166MPaであり、これも前回の「05-00.pdf」の検算と一致しています。正確に計算されているようです。

05103

さて、前回「05-00.pdf」を途中でやめてしまったため、円形のバイメタルの解析検証ができませんでしたので、今回、新しい設定方法でやってみました。

Geometryで「circle2.stp」を取り込み、いつもの通り1000倍しました。また、Meshは2次の四面体としています。

次にAsterに移動してWizardを実施しました。拘束条件は下図の通りです。
(「Cline」は要らない気がしますし、「Cpoint」もDZの拘束だけで良いように思いますが、とりあえずそのままです)。

05104

「.comm」ファイル作成後、それをEficasで編集した結果は下図の通りです。

05105


スペースの都合でDDL_IMPOを展開表示していませんが、上の拘束条件の設定そのままです。

ここでも、AFFE_MATERIAUの下のAFFE_VARCで「set_temp」を参照していますので、「set_temp」の名前を定義しているCREA_CHAMPは、AFFE_MATERIAUの上に置いています。

それにしても、ちゃんとしたフランス語の単語でもよくわからないのに、それが略語となると、まったく意味が分かりません。例題では手順が解説されているのでそれに従えば一応できるのですが、自分で新しいこと(新しい項目や機能の利用)をやろうとするのは、現段階では無理そうです。

Open CAE Wikiの「Salome-フランス語対策」などを参考にして、地道に覚えていくしかなさそうです。

仏語英語の単語対応表へのリンクはこちらです。
http://www.code-aster.org/wiki/doku.php?id=en:p01_util:p120_terms

さて、話がそれましたが、これを計算させると無事に結果が出ました。

05106

対称面付近の応力が高いなど、ちょっと気になる点はありますが、計算自体はこれでできるようです。

ところで、今回私はMeshの下にグループを作成していません。Eficasにおけるグループ指定も、Geometryの下に作ったグループ名で指定しています(Lower,Upperなど)。

しかし結果が出た時点でオブジェクトブラウザを見ると、Meshの下にグループが出来ています。最初はこれが何時できたのか分からなかったのですが、もう一度順を追って操作して調べてみると、計算をRUNした後、結果が出力される段階で現れました。「03-00」では手動でMeshの下にグループを作り、Eficas上でMeshのグループを指定しないと上手くいかなかったのですが、このあたりの仕組みも分かりにくいところです。Wizardの中で、GeometryかMeshのどちらのグループを使うか聞いてくるところがあるのですが、それと関係しているのかもしれません。

05107

今回は以上です。

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