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2012年1月

2012年1月 3日 (火)

SALOME-MecaでのParaview使用

SALOME-Meca2011.2ではポストにParaViewも使えるようです。

SALOME-Meca活用技術」の「ポスト処理」の情報によると、Code-Asterの計算結果「*.rmed」を、「*.med」に書き換えると、ParaVIEWで読めるようになるようです。

早速試してみました。前回Eficasの検証で用いたL字金具の結果ファイルを複製し、拡張子をmedに変えました。

SALOMEを「ParaVis」に切り替え、「File」-「Open ParaView File」で先ほど作成したmedファイルを読みます。

画面左のObject Inspectorの設定はよく分からないので、とりあえずそのまま「Apply」を押します。これで結果が読み込まれました。

2012010308b_2

モデルの回転や移動、拡大・縮小やFITなどは、画面上に並ぶアイコンで出来ます。また、結果の種類は左上のドロップダウンリストで選択します。

私は今回初めてParaViewに触りましたが、直感的に操作できました。Post-Proよりも使いやすそうな感じです。

debian6へのSALOME-Meca2011.2のインストール(2)

debian6でのSALOME-Meca2011.2の設定が完了したので、早速例題による動作確認を実施しました。

設定のためログインしていたrootをログアウトし、一般ユーザーにログインしなおして、自分のホームディレクトリにてrunsalomeと打つと、SALOME6が起動しました。

また、こちらと同じ例題を実施するため、sample.stepを読み込み、MESH作成まで問題なく出来ました。

2012010304b

CentOSではここから先(Aster)がうまく行かなかったのですが、今回は、_hashlibなどの問題もなく、wizardが完了し、sample.commが作成されて、オブジェクトブラウザにもlinear-staticが作成できました。

その後、linear-staticを右クリックして「RUN」てCode-Asterを実行させたところ、問題なくJOBが流れ、計算が完了しました。ポスト表示もOKです。

2012010305b

続けて、Eficasの動作確認を実施しました。例題は以前実施したL字型金具の日本語例題です(こちらを参照下さい)。

モデルの読み込み、m単位からmm単位へ変換のためのスケーリング、グループ作成、メッシュ作成まで、以前と同様に問題なく実施できました。また、wizardによる線形解析も正常に完了しました。

さて、ここからEficasを使用します。モジュールを「Aster」に変え、オブジェクトブラウザから、linear-staic -> Data の下にある、(job名).commを右クリックし、Run EficasでEficasを起動しました。

このとき、Code-Asterのバージョンを選択する画面がでましたが、

「SALOME-Mecaの活用技術」

の情報では、STA10.5が最新のようですので、STA10.5にしておきました。

2012010306b

その後、Eficasが無事立ち上がり、commを編集できました。

編集後のCode-Asterによる計算も問題有りませんでした。

2012010307b_5

SALOMEにはその他にも多くのモジュール・機能がありますが、全てを動作検証することは現段階の私には難しいですので、ここまでで一応debian6における基本解析機能の動作が確認できたことにします。

しかし、ここまでなかなか時間がかかりました。今回は問題なく動きましたが、それはたまたまです。同じdebianでも、OSがバージョンアップしたり、SALOME-Mecaの方が変わったりする度に、動作しなくなる可能性は有ります。

CentOS6では(私の環境においては)Code-Asterがエラーを出しましたが、これを解決するスキルが無いと、何かのはずみでSALOME-Mecaが動かなくなったとき、長期間行き詰まってしまうおそれがあります。

それを考えると、改めて「DEXCS-Salome」のありがたさが分かります。

debian6へのSALOME-Meca2011.2のインストール(1)

昨年末から、CentOS 6(64bit)へのSALOME-Meca2011.2(64bit)のインストールに手こずっていました。SALOME6は動作しますが、Code-Asterでの計算が実行できません。エラーコード(returns 7)の意味を調べようと、Code-Asterの公式サイトでDocumentationやForumをさっと見たのですが、どこに載っているのか分かりませんでした。

正月休みも終わりに近づいているので、ここはひとまずCentOS6をあきらめ、debian6で試してみることにしました。

まずはdebian6のインストールです。インストール元のファイルは、こちらの「インストールDVD(4.4GB)」です。ファイル名は

debian-6.0.3-i386-amd64-source-DVD-1.iso

になります。CentOSと同様、VMwareで新規仮想マシンの作成を行いました。インストール元は、「インストールディスクイメージファイル」で、上述のISOファイルを指定しました。ただしこれば簡易インストールが出来ず、OSの種類などの設定を順次していく必要がありました。といっても特に迷うような所はありません(Linux, debian6 64bitを指定)。DISK容量とメモリのデフォルト値が少ないので、それぞれ20GB, 2048MBに増やしました。

仮想マシンの作成が終わると、インストーラーが立ち上がりました。

2012010301

ここでは、64 bit graphical install を選択しました。
その後のインストール作業も、特に迷うところはありませんでした。

ディスクのパーティショニングは、「ガイド・ディスク全体を使う」です。

2012010302

ホスト名やドメイン名は適当で良いと思います。

無事、debian6(64bit)のインストールが終わりました。

ここで、GUIでのログインに関してですが、デフォルトではrootでログインできません。基本的な考えとして、rootではログインせず、必要なときだけsuやsudoを使うということなのでしょうが、それでは面倒くさいので、検索して見つけた下記URLを参考にしてrootでのGUIログインを有効にしました。

http://pupupuluto.ldblog.jp/archives/51883872.html

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/etc/pam.d/gdm3
の4行目を下記のようにコメントアウト。
#auth required pam_succeed_if.so user != root quiet_success

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さて、これでdebianの準備は終わったので、続いてSALOME-Mecaのインストールです。基本的にはCentOSの時と同じですので、詳細は省略します(なお、ファイルブラウザに「Open in Terminal」がありませんでした。これは不便です)。

まず、下記ファイルを /opt の下で展開しました。

SALOME-MECA-2011.2-LGPL-x86_64.tar

その後、postinstall.pyの実行を行いました。

後の設定ですが、「Salome-Meca活用」に書かれている、

/etc/gdm/gdm.schemas の書き換えと、
LD_LIBRARY_PATH のへの/usr/lib追加は行っていません。

起動スクリプトは、/usr/bin に下記の通り作成しました(ファイル名はrunsalome)。

#!/bin/bash
# runSalomeMeca 2011.2
#
xhost +localhost +$HOSTNAME
source /opt/SALOME-MECA-2011.2-LGPL-x86_64/envSalomeMeca.sh
/opt/SALOME-MECA-2011.2-LGPL-x86_64/runSalomeMeca

これで設定は終わりです。

(つづく)

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