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2011年11月

2011年11月20日 (日)

【日本語例題】2.0 境界条件

昨日に引き続き、日本語の例題「2.0 境界条件」(02-00.pdf)の実施です。
(日本語例題については、こちらをご参照下さい)。

SALOMEバージョンは5.1.4です。

今回は境界条件の設定についてです。まず、例題用の形状ファイル「bar-2.stp」を読み込みましたが、ここで気にかかる点がありました。前回(01-00)でも同じだったのですが、読み込まれる形状の長さ単位が「m(メートル)」になっています。例題で10mmと表記されている所が「0.01」になってしまいます。例題は「mm(ミリメートル)」で進んでいくのですが、mmで読み込むオプションがどうしても見つかりませんでした。

FEM解析ソフトは一般的に、プログラム本体中での単位の指定は無く、使用者が好きなように設定できます(というより、設定しなくてはなりません)。私はいつも、長さは「mm」、力は「N」にしています。これで弾性率は「MPa」、出てくる応力も「MPa」になります。やはり慣れた単位系を使いたいものです。そこで、今回は読み込んだ形状を1000倍に均等拡大しました。メニューから「Operations」-「Transformation」-「Scale Transform」です。

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無事mm単位の形状になったところで、例題の開始です。前回同様、特に詰まるところはありませんが、境界条件Groupの作成やMeshの作成に関しては、拡大後の形状の方を指定する必要があるようです(今回の例では「Scale_1)。

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面荷重での結果、例題解説では最大変位が0.02mmとなっていますが、私の結果は0.03mmでした。何か設定が違うのかと見直しましたが、特に間違っていないようです。

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精度の悪い四面体一次要素で板厚方向に1層しかありませんし、それでメッシュ分割が例題と異なっているので、差が大きく出たのかもしれません。あまり気にしないことにしました。

次に面荷重の方向を変える方法です。これは、ソルバー(Code_Aster)への入力ファイル(*.comm)を編集して変えるようです。といってもテキストファイルを直に編集するのでは無く、「Eficas」というエディタがあるようです。これの起動ですが、解析文書とは若干異なります。Object Browser上のAsteをクリックし、その下の「~.comm」を右クリックし、出てくるメニューから「Run Eficas」をクリックします。これでEficasが起動たので、解説通りに変更していきました。ただし、例題解説ではWizardと同じ面荷重にしていましたが、それでは変更されたかどうか分かりにくいため、私はあえてZ方向の面荷重に変えています。

編集後は、フロッピーのアイコンで設定を上書きし、メニューのFichier -> Quitterで終了します(解説にある、メッセージなどは出てきませんでした。単に終了するだけで良いみたいです)。

しかし、このEficasですが、メニューがフランス語でとても分かりにくいです。選択する各オプションについても同様です。英語化されていればまだ類推の余地があるのですが・・・。

Eficasによるcommの変更後、Object BrowserのAsterの下の「linear-static」を右クリックし、「Run」を押して再計算させると、結果が上書きされ、変更した荷重での結果が得られました。

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なお、ここで先に前回の結果をクリアしておきたかったのですが、Object BrowserのPost-Proの下のlinear-static.rmedを右クリックしてもDeleteが出てきませんでした。結果を解析ケースごと根こそぎ消す方法が不明です。

さて、その次の線上の荷重、点上の荷重、点の変位についても問題なくEficasを用いて実施できました。変位のベクトル成分の確認方法ですが、メニューから「View」-「Window」-「Selection」となります。

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最後に、この例題を四面体二次要素でかなり細かくメッシュ分割してみました(要素数:14336、節点数:39660)。それで再計算すると、最大変位は0.083mmとなりました。1次要素の粗いメッシュの場合とかなり違います。四面体一次要素を用いる場合は、メッシュの妥当性を確認しておく必要があります。

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2011年11月19日 (土)

日本語の例題実施

無事にDEXCS-Salomeをインストール出来ましたので、これから例題を実施して使い方を覚えていこうと思います。

例題は基本的に仏語や英語のようですが、やはり慣れないうちは日本語が望ましいです。日本語の例題については、OpenCAE Users Wiki の 「オープンCAE初心者勉強会」に、「SALOME-Mecaの使用法解説:FS氏提供」があります。かなり詳しく説明された例題が16題有り、ファイルもダウンロードできます。SALOME-Mecaの画面の説明(アイコンや入力BOXなど)についても詳しい説明が書かれていますので、初心者にも分かりやすそうです。

このような入門文書を作るのには多大な手間がかかったと思います。貴重な日本語例題集を公開して下さったFS氏に感謝いたします。

今後、例題を実施していく過程を全てこのブログに書いていくのは不可能ですので、詰まったところや分からなかったところ、気が付いた所などを書いていこうと思います。

さて、まずは最初の「1.0 基本 Salomeの使い方」をやってみました(01-00.pdf)。上述の通り、操作画面の画像を多く使って丁寧に解説して下さっており、実際あまり詰まったり悩んだりすることはありませんでした。私のインストールしたバージョンは、この例題集と異なっていますので、細かな所を読み替える必要がありますが、大体直感的に分かります。

例えば、GeometryでGroupを作成するとき、選択した面のエッジが白くなるはずなのですが、ちょっと見にくかったので、「Show Only selected」を押すと、選択中の面だけが表示されました。

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あと、ちょっと分かりにくかったのがMeshの設定の所で、タブが「3D」、「2D」、「1D」、「0D」と並んでいるのですが、私は最初、これらを立体要素、平面要素、棒要素を作る切り替えだと勝手に勘違いしていました。なので、立体要素を作るのに何故「1D」タブを触るのか良く分からなかったのですが、要素の種類では無く、面や辺の設定を切り替えるためのタブのようです。たとえば、2次要素を作る場合は辺上に中間節点が出来るので「1D」のタブで設定します。同様に、辺の平均長さや最大長さのコントロールは「1D」タブ、面の最大面積などは「2D」タブで設定します。

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Msehについて色々試しているうち、あっという間に数時間たってしまいました(あまり理解は進んでいないのですが・・・)。数題やるつもりでしたが、結局この1題だけで終わってしまいました。先は長そうですが、ぼちぼちやっていきます。

2011年11月14日 (月)

仮想マシンのCDドライブをisoイメージで

メインPC上の仮想マシンでのDEXCS-Salomeは無事動作しましたが、サブPCでは仮想マシン上の物理DVDドライブからの起動が「Image checksum error」になります(詳細はこちら)。

起動DVDが壊れている可能性があるため、もう一度「DEXCX2010-Salome-A2(32)-ISO」をダウンロードし、別の新品DVD-Rに焼いて再実行しました。しかし同様のエラーが出ます。これはDVDが悪いのでは無く、物理ドライブとVMwareの相性問題でしょうか。

そこで、VMwareの仮想マシンの設定の「ハードウェア」で、CD/DVD(IDE)を、「ISOイメージファイルを使用する」に変え、ホストOS上のC:¥にコピーしておいたDVDイメージファイル(isoファイル)を指定しました。

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これで「仮想マシンを再生」すると・・・。

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無事、DVDイメージから起動できました。
引き続きCustom Liveのインストールを実行し、DEXCS-Salomeを仮想マシンHDD上にインストールしました。これ以降の手順は、メインPCの場合と同じです。

仮想マシンHDDへのインストール後、仮想マシンのパワーを一旦切り、CD/DVDドライブの設定を「物理ドライブを使用する」に戻して物理ドライブからDVDを抜き、再度、仮想マシンの再生をすると、仮想マシンHDDから起動しました。

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SALOME-Mecaも正常動作しています。
モニタはHDMI接続のままですが、仮想マシンをWindow表示にしているので、横伸び現象もありません。

なお、USBメモリをPCに接続すると、仮想マシンのubuntu上でもUSBメモリがマウントされます。これは便利です。

ということで、サブPCでもDEXCS-Salomeの利用環境が整いました。仮想マシンとDVDイメージファイルを使えば、物理光学ドライブは不要と言うことですね。

2011年11月13日 (日)

最初の例題実施

さて、とりあえずメインPCの仮想マシン上でDEXCS-Salomeが動作するようになったので、例題を実施して、SALOME-Mecaによる解析の一通りの流れを掴んでみることにしました。

例題解説文書は、OpenCAE Users Wiki -> DEXCS-Salome公開 -> DEXCS-Salomeの使用法解説 の中のDEXCS-SALOME-1.pdf です。また、同ページから例題形状「sample.step」をダウンロードしています。この文書は、「DEXCS2010-Saloem-A1(32)-ZIP 」の解説ですので、私がダウンロードして実行しているDVD「DEXCX2010-Salome-A2(32)-ISO」とは若干異なるようです。多少の読み替えが必要でしょう。

解説文書のうち、「モデルの読み込み」までは既に実施済みですので、「モデルのグループ作成」から再開です。結果から言うと、基本的には文書の通りに操作して最後の結果まで得られましたが、前述の通りちょっと異なる部分がありましたので、そこだけ抜粋して下に記します。

(1)モデルのグループ作成で、Create Groupの画面のMain Shapeの欄ですが、Object Browser上でsample.step_1を選択しただけでは表示されず、Main Shape横の矢印アイコンを押す必要がありました。なお、先にObject Browser上でsample.step_1を選択して、Create Group画面を出すと、sample.step_1が入った状態になります。

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(2)Mesh作成で、Meshの細かさを指定する「Hypothesis Construction」画面が出ますが、これはスライドバーで無く、数値を入れるようになっています。よく分からないのでデフォルトのまま進めました。

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これでは少し粗すぎたようです。しかし、とりあえずこのまま進めました。

(3)解析の設定部分が若干異なっています。

まず設定画面ですが、メニューから「Aster」->「Wizards」->「Linear elastic」で立ち上げます。そこから下記の手順になります。

・Model definition:「3D」->「NEXT」
・Mesh selection: Object browserでMesh_1を選択し、矢印アイコンを押すと、Mesh_1がボックスに入る。その下は、「Use geometrical groups」にする。
・Material Properties: ヤング率、ポアソン比は解説文書と同じ
・Boundaries conditions:fix, load共に解説文書と同じ。
・その後、「Aster command file」の入力欄が出るので、欄右のファイル参照ボタンを押し、名前を付けて(sample.comm)コマンドファイルを保存する。 -> Finish

(4)解析の実行は、Object browser内のAsterを開き、linear-staticを右クリックして出るメニューから「RUN」を押します。解析中は別画面でlogが表示されますが、解析が終了すると閉じます。

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linear-staticのアイコンの黄色印が緑チェック印に変化すると解析成功のようです。

解析結果の表示(Post-Pro)に関しては、ほぼ解説文書の通りです。

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これで一通りの解析の流れが分かりました。解説文書ではこの後、「比較解析」がありましたが、それは省略します。

ホストOSとのファイル共有

仮想マシン上でのDEXCS-Salome起動に成功しましたが、外部(ホストOS)からのファイル受け渡し方が良くわかりませんでした。

例えば、こちらのサイトなどにはVMwareのファイル共有機能について書かれており、その通りに実行してみましたが、ubuntuの/mnt以下に共有フォルダが出てきません。何か他に色々設定をする必要がありそうです。またVMwareの機能を使わずsambaを使う手もあるようですが、これも面倒そうです。

そこで、ubuntu側からWindowsの共有フォルダを見に行くことにしました。
メニューから「場所」->「サーバーへ接続」を選択し、サービスの種類を「Windows共有」にします。自宅LAN上にはNAS(バッファローのlinkstation)が2台あるのですが、この2号機(ホスト名:linkstation2)の名前を「サーバー名」に入れ、「接続」を押すと、linkstationの共有フォルダ(デフォルトでshare)がマウントされ、デスクトップにもリンクが作成されました。追加情報には何も入れず、ホスト名だけの入力です。

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また、サーバー名にホストOSのコンピュータ名を入れて「接続」を押すと、同様に繋がりました。こちらはパスワードで保護していたので、ユーザーID、ワークグループ名、パスワードの入力画面が表示されました。

いずれにしても、相手機のIPアドレスなどは入れていませんが、簡単に繋がりました。企業内ではどうかと思いますが、自宅内LANなので、繋がれば良しとします。

仮想マシンでの起動(2)

サブPC上のVMware仮想マシン環境で、DEXCS-Salomeの起動DVDからの起動がエラーになったため、メインPCの方でも試してみる事にしました。メインPCの仕様は下記の通りです。

CPU:Intel Core i7 2600K
マザーボード:ASUSTek P8Z68-V Pro(Intel Z68)
メモリ:DDR3 16GB
グラフィック: RADEON HD 6670
SSD:SATA 256GB (RealSSD C400)
HDD:SATA 2TB + 2TB
光学ドライブ:SATA Blu-rayドライブ
モニタ:DVI 接続 24インチ 1920x1200
OS:Windows 7 Professional SP1 (64bit)

サブPCと同様にVMwareをインストールし、新規仮想マシンを「後でOSをインストール」で構築しました。構築環境は下記の通りです。

ゲストOS:Linux
バージョン:ubuntu
仮想マシン名:Ubuntu
格納場所:D:\Ubuntu
ディスク容量:20.0GB
メモリ容量:1024MB
新規CD/DVD:自動検出

CドライブのSSDの容量が少なめなので、格納場所はDドライブ(HDD)にしました(VMware自体のインストールはCドライブです)。

DEXCS-Salomeの起動DVDを入れて、作成した仮想マシンを選択して「仮想マシンの再生」を押すと・・・。

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無事起動しました。下の方に「VMware Tools」のインストールに関するメッセージが出ていますが、ゲストOS(Linux)上でのインストール作業となり、よく分からないのでとりあえず保留です。

この状態は、仮想マシン上で「DVDドライブから起動している」ということになります。このままでは起動の度にDVDが必要になりますし、設定が保存できません。実マシンでDVD起動している状態と変わりません。そこで、仮想マシンHDDへのインストールを行います。これは、デスクトップ上の「Custom Liveのインストール」をダブルクリックします。

この先は、インストーラーの指示に従って進めましたが、特に迷うような項目はありませんでした。手順の詳細は書籍「はじめてのオープンCAE」に記載されています。

DVDを取り出して仮想マシンを再起動すると、無事に仮想マシン上でDEXCSが起動しました。SALOME-Mecaの起動、stepファイルの読み込みも問題有りません。仮想マシンの画面解像度は1280x1024にしていますが、ウィンドウはそのサイズに自動調整されるため、横伸び現象もありません(解像度はもっと上げられます)。

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ところで、ホストOS(Windows)からゲストOS(ubuntu)へのファイル受け渡しはどうしたら良いでしょうか。上記のサンプルのstepファイルは以前Windows上でダウンロードしてあったのですが、それをどうやってubuntuに渡したら良いのか分からず、結局ubuntu上からブラウザ(Firefox)でインターネット接続し、改めて DEXCS-Salomeの使用法解説 からダウンロードしました。インターネットは特に設定もしておらず、デフォルトのDHCPによって自動接続できました。

ちょっとGoogleで検索すると、VMwareの機能で「フォルダ共有機能」があるようです。また後日試してみます。

それから、サブPC上でのDEXCS-Salome起動DVDのエラー解決もしたいところです。

仮想マシンでの起動

DVD起動の次は、仮想マシン(仮想PC)による起動の試みです。
使用したPCは前回と同じ、ちょっと古いサブPCです。

今回も、OpenCAE Users Wiki の情報を参考にします。

私は「仮想マシン」というものについては名前だけ知っていて、使ったことがありませんでした。OpenCAE Users Wiki の、DEXCS-Salome活用 には、「■VMware Playerについて」という説明が書かれていますので、とりあえずそこから、

http://www.vmware.com/jp/products/player/

に行き、「VMware」をダウンロードしました。VMwareは仮想マシンを実現するソフトの一種で、個人は無償で使えますが、姓・名とメールアドレスを登録する必要があります。

なお、VMwareダウンロードやVMwareの設定、仮想マシン上へのDEXCSの導入方法等の説明は、書籍「はじめてのオープンCAE]」に詳しく記載されています。私もこの辺りはWEB上の情報よりも詳しい、この書籍を参考にしています。

さて、メールドレスを登録すると、そのアドレスにダウンロードサイトの情報が送られてきましたので、そこから「VMware Player 4・VMware Player (32 ビットおよび 64 ビット版 Windows 用)」をダウンロードしました。VMwareのインストール自体は、上記書籍の解説に従い進めましたが、実行形式のインストーラーを基本デフォルトの状態で入れるだけですので、特に問題なく完了しました。インストール後、一回再起動しました。

次に仮想マシンへのDEXCS-Salomeのインストールです。ここで、DEXCS-Salome活用 の「インストール」の項を見ると、「JST-DEXCS研究会(1)のDVD」を対象とした説明が書かれています。しかし前回作成したDVDの内容はこれとは違うようです。Windows上で内容を見ましたが、「Ubuntu.vmx」というファイル(おそらく構築済みの仮想マシンファイル)がありません。そこで、書籍「はじめてのオープンCAE」の方の解説に従い、VMwareの起動後、「新規仮想マシンの作成」->「後でOSをインストール」の順で進めました。構築環境は下記の通りです。

ゲストOS:Linux
バージョン:ubuntu
仮想マシン名:Ubuntu
格納場所:C:\Ubuntu
ディスク容量:20.0GB
メモリ容量:1024MB
新規CD/DVD:自動検出

仮想マシン作成完了後、これを選択して前回作成した起動用DVDを入れ、「仮想マシンの再生」を押して起動です。これでbootするはずですが・・・。

しかし、ここでエラーが発生して起動しません。

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Checksumエラーなので、DVDの中身が壊れているような印象なのですが。前回はこれでPCを起動し、SALOME-Mecaが動作しています。

一旦仮想マシンを削除し、PCも再起動して再度構築しましたが同じエラーです。やはりDVDの不良か、大元のisoイメージのダウンロード時に一部が欠落したのでしょうか。

もう一度DEXCS-SalomeのisoイメージダウンロードとDVD-R作成をやり直してみるべきですが、その前に、メインPCの方でも試してみる事にしました。

2011年11月12日 (土)

DVDからの起動

さて、いよいよDVDからの起動です。

メインで使っているPCで起動すると、WEBの情報が見られなくなるなど困るので、サブのPCで起動することにしました。サブPCの仕様は下記の通りです。

CPU:Intel Core2 Duo E8400
マザーボード:GIGABYTE EP35-DS3R(Intel P35 + ICH9R)
メモリ:DDR2 4GB
グラフィック: RADEON HD 6450
HDD:SATA 2TB + 500GB
光学ドライブ:SATA DVDドライブ
モニタ:HDMI 接続 23インチ 1920x1080
OS:Vista home SP2 (32bit)

DVDから起動するのでOSは関係ないですが、モニタの接続が、空き端子の都合上HDMIになっているのが不安なところです。

早速DVDを入れて起動すると、難なくLinuxOS(UBUNTU)が立ち上がりました。私は最初boot:表示で何も入れずEnterを押してしまったので、起動メニューが現れましたが、一番上のliveを選択して起動しました。

このあたりの詳細については、書籍「はじめてのオープンCAE」に詳しく記載されていますので、それを購入するのがお勧めです。書籍の方はAdventure版の説明ですが、DEXCSのDVD起動方法、またはその他2通りの方法(HDDインストール、仮想PC)については同じです。

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salomeのアイコンも既にデスクトップ上にあります。前置きが長かった割にはあっさり起動できました。

しかし、どうも画面が横に伸びた感じです。「システム-設定-モニタ」で確認すると、解像度が1280x1024になっています。それが1920x1080の画面に出力されているため、横に伸びています。そしてそれ以上の解像度の設定がありません。

これはモニタやディスプレイのドライバ類を触れば解決しそうな気がしますが、DVD起動のため設定が保存されません。モニタの方でdot by dotの表示に出来ないか見ましたが、HDMI接続のためかよく分かりませんでした。本格的に使うには、HDDインストールまたは仮想PCを使うと思うので、今回はこのまま保留し、ひとまずDEXCS-Salomeの起動を確認することにしました。

以下は

DEXCS-Salomeの使用法解説

のページをを参考にします。このページにある解説文書「DEXCS-SALOME-1.pdf」を、メインPCで開いておきます。そして同じページにある例題データファイル「sample.step」をメインPCでダウンロードし、USBメモリにコピーします。それをDEXCSが起動しているサブPCに接続すると、画面にUSBメモリのアイコンが出ました。

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このUSBメモリから、sample.stepを、ホームディレクトリへコピーしておきます。記録し忘れましたが、/home/customだったと思います。

そして前述の解説文書に従い、SALOME-Mecaを起動し、ジオメトリとしてsample.stepを読み込みました。

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相変わらず横伸び状態ですが、ちゃんと動作します。解説文書ではこの後、一連の解析を行いますが、今回はここでやめて、他の起動方法を検討することにします。

Linux専用機を用意できないので、仮想PC方式が本命です。その環境が整ってから解析に移りたいと思います。

DEXCS-Salomeの入手とDVD作成

引き続き、

OpenCAE Users Wiki

の情報を頼りに進めていきます。Salome-Meca紹介の右の項目

DEXCS-Salome公開

にプログラムの入手方法があります。しかし「SALOME-Meca」の導入をしようとしていたはずなのに、ここでは「DEXCS-Salome」となっていて、ちょっとこんがらがってきます。

これは、実用構造解析システム「SALOME-Meca」を組み込んだDEXCSです。

との記述がありますので、SALOME-MecaをさらにDEXCSと連携させたもののようです。DEXCSについては、私は既に「はじめてのオープンCAE」という、DEXCSによるCAEの入門書籍を購入しており、付属DVDでDEXCS-Adventureの使用体験をしているので、なんとなく分かります(DEXCSの利用の経験の無い方には、上記書籍の購入をお勧めします)。

ということは、別にDEXCSと連携させなくても、SALOME-Mecaだけを入手してもかまわないはずです。しかしそれでは、OpenCAE Users Wikiの導きから外れてしまい、路頭に迷いそうですので、ここは素直にDEXCS-Salomeを使って行くことにします。

さて、上記ページの「入手方法」からリンクされている、

DEXCS公式サイトのダウンロード案内ページ

に行くと、まずはメールで申し込む必要があるようです。必要事項を記入してメール送信すると、すぐに(数分以内で)ダウンロードページのIDとパスワードを返信して頂けました。
余談ですが、最初、数分しても返信が来ないのでおかしいと思っていたら、返信が迷惑メールフォルダに振り分けられていました。自動判定がきつすぎたようです。慌てて問い合わせしなくて良かったです(恥ずかしい話です)。

無事ダウンロードページに入り、一般公開版の

DEXCS2010-Salome A2(32bit) DVD起動用ISOイメージファイル
(DEXCS2010-SalomeA2-32.iso)

をダウンロードしました。これは「イメージファイル」といって、DVDの中身を丸ごとファイル化したものです。これからDVDライティングソフトで新品のDVD-Rに中身を書き戻せば、起動DVDが出来ます。注意しないといけないのは、これをデータとしてDVD-Rに書き込むのでは無く、「イメージファイルからのDVD作成」にする必要があることです。私の場合は、PCのブルーレイドライブを買ったときに付いていた、CyberLink社のPower2Go(v6)で作成しました。DVD作成をしたPCはWindows7です。

次はいよいよDVDからの起動です。

まずは概要を知ろう

とりあえず導入してみようということで、WEBから情報を得ることにしました。Googleで検索すると、

OpenCAE Users Wiki

が上位に表示されますので、それを頼りに進めていきます。

そもそも、SALOME-Mecaとは何なのか。私は「非線形構造解析が出来るオープンソースソフト」ぐらいの予備知識しかありませんので、まずは上記サイトの

SALOME-Meca紹介

を読んでみました。

「SALOME」というのはフランスの電力公社(EDF)、原子力庁などが開発した、オープンソースの統合プラットフォームのようです。

統合プラットフォームというのは、計算ソフト(ソルバー)や、モデル作成ツール(プリプロセッサ)、結果表示ツール(ポストプロセッサ)などを連携させ、CAD形状の取り込み機能なども加え、解析の一連の流れに沿って簡便に使えるようにするものです。SALOMEは統合環境とプリ・ポストの部分を担っており、ソルバーでは無いようです。

実際に計算をしてくれるソルバー部分は、「Code_Aster」といって、これもEDFが開発したものです。かなり多機能なようで、期待が持てます。

しかし何故、このような高機能なソフトがフリーなのでしょうか。それは、オープンにした方が利用者や開発協力者が増えるので、信頼性や機能向上の面からは有利だというこということだそうです。

それで、このSALOMEとCode_Asterを組み合わせて、SALOME-Mecaと称しているようです(というように、私なりに解釈しました。間違っていたら済みません)。

とにかく使ってみないことには理解が進みませんので、予備知識はこのぐらいにしておくことにしました。

SALOME Meca導入開始

オープンソースのCAEソフト、SALOME-Mecaを使ってみようということで、このソフトについては全く何も分からない状態から、導入を開始しました。

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